更新情報 :
ver 1.0 (2020/03/11):リリース
ver 1.1 (2021/02/07):「ぜんぶとじる」機能、個別無効化、コマンドライン引数、ウィンドウ状態指定など追加
光栄なことに予想よりとても多くの方に使っていただけるようになりまして、機能追加のバージョンアップを行いました!
バージョンアップ内容と今後の追加予定機能は ページ下部 にまとめています。
完全に自分用なんですけど、せっかくソフトを作ったので公開してみることにしました。たぶん10,000人に1人くらいには役に立てるはず()
もともと公開なんて考えていなかったこともあり見た目も質素でかなりお気楽なソフトですが、僕自身は便利だと思って使っています。笑
なにかありましたらこの記事へのコメントかTwitter(@milmemo_net)までご連絡ください~
「ぜんぶひらく」とは何をするためのソフト?
「指定したアプリケーション、もしくはファイルをWindows起動時(+任意のタイミング)に好きな順番で全部開く」というただただ単純なソフトです。
僕は作業をするときに使うソフト類はほぼ全て決まっているので、PC起動のたびにいちいち全て手動で立ち上げるのが面倒で今回用意しました。
なんでわざわざ作ったか
「スタートアップフォルダ使えばええやん?」
とお気づきの方、鋭いですね。鋭くない
なぜWindows標準のスタートアップ機能を使わないのかというと、なんか嫌だからというのが正直なところでしょうか…。
全体的にはそんな理由なんですけど、1つだけ明確な不満点があったとすればスタートアップフォルダへのショートカット登録では、起動する順番を制御することはできないというところ。
このようにフォルダにショートカットを投げ込んていく性質上、ただショートカットが一斉に起動するだけです。
順番をコントロールできると嬉しいことは主に2つです。
- 同じ種類のアプリケーションで複数ウィンドウを開くときにいつも同じ順番でタスクバーに並んでくれる
- Windows起動時のマシンにさらなる負荷がかかるのを抑えられる
1つめについては、例えばエクスプローラーが分かりやすいです。
こうやってウィンドウを複数開くと、当然開いた順番にタスクバーに溜まっていきますよね。いつも同じ作業をする人にとっては、この順番が毎回違うというのは結構なストレスになると思います。
僕は「タスクバーを結合しない」設定ですが、結合していてもこの順番の概念は同じです。
ちなみに「7+ Taskbar Tweaker」というソフトを使えば、同じアプリケーション内でのウィンドウの順番をドラッグアンドドロップで変えることは可能です。
2つめはPCへの負担軽減のためです。
OSのスタート時はかなり色々動いていて結構な負荷がかかっているので、同じタイミングで大量にアプリケーションを起動する動作はなるべく避けたいです。
なので適当に遅延を挟んで負荷を分散できたらーなんて思っていたので機能に入れてみました。
まあご覧いただいて分かる通り多くの方には需要もなければ便利でもないツールだと思います。ただし同じような点に共感してくれる人は極マレにはいるのかなあ…なんて。
追記 (2021/2/6) :現在は地味な機能もいくつか追加しましたのでスタートアップフォルダを使うだけよりかは明確なメリットがあるとは思います!(僕みたいな細かいタイプには向いている)
使い方
下記ボタンからダウンロードしてください。zipになってます。
※二次配布はご遠慮ください。
下記のようにWindowsのセキュリティが反応する場合があります。
(この青い画面が出なくても、初回起動時のみ「チェックしています...」的なバナーが右下に出ます。数秒待てば起動しますのでご安心ください)
この場合は
ここをクリックして、
「実行」を押せば問題なく起動可能です。
それぞれお持ちのウイルス対策ソフトが反応する場合は個別にご対応ください。
※最近では個人が配布するフリーソフトは全てこのような状況です。ウイルス対策ソフトに反応しないようにするためには多くのお金や工数が必要なのが実情なので、フリーの開発者さんたちはみんな困っているようです。
一応付記しておきますが、怪しいことは一切やってません。というかそんなプログラムスキルは持ち合わせていない…。
中身は実行ファイル本体の「ぜんぶひらく.exe」以外に特に何も入ってません。
Windowsへの設定の保存が実行ファイルの保存場所に依存してしまうので、適当な置き場所を決めてから設定を始めてください。場所はどこでもOKです(デスクトップなど頻繁に動かすような場所はおすすめしません)。

これについては「設定の保存」機能の追加で改善予定です!プリセットとかまで対応できたら理想的かな~
起動するとタスクバーに常駐します。
設定をする
タスクトレイアイコンを右クリックして「設定」をクリックすると設定画面が表示されます。
設定画面の マークにマウスオーバーすることでも説明は見れますが、以下簡単に説明します。
バージョンアップで画面の内容がやや変わっていると思いますが、機能説明は マークにマウスを乗せていただければ見られますのでそちらも参考にどうぞ。
1.実行したいモノの絶対パス入力欄
起動したいアプリケーション、もしくはファイルのパスを入力します。絶対パスです。ディレクトリ(フォルダ)の指定をした場合、エクスプローラーでその階層が開かれます。
コマンドライン引数は、色々迷ったのですが現状未対応です。対応の声があれば実装したいと思います(そもそもソフトを使う人がいないでしょうけど笑)。
ちなみに現在の対応起動数は31個。いつものごとく素数で。
2.次の起動までの遅延時間
そのアプリケーション、もしくはファイルを起動してから次の起動までのディレイです。単位は秒。
重いアプリケーションのあとは数字を大きくするとか、エクスプローラーの順番をしっかり制御したいときに余裕を持たせるとかに使ってみてください(僕の実験ではエクスプローラーを遅延無しで4つ開くと入力順でウィンドウが並びませんでした)。
3.一番最初の実行タイミングの遅延
Windowsが起動してから一気に動作が始まらないように、ここで全体のディレイを調節できます。単位は秒。
4.Windows起動時に自動で実行開始するかの設定
ここの2つにチェックを入れるとWindows起動時に全て自動で所望のアプリケーションが起動するようになります。
上のチェックを外すパターンは、Windows起動時は別に何もしなくて良くて、任意のタイミングで「ぜんぶひらく」をしたいとき用です。そんな需要があるのかは知らないけど
「ぜんぶひらく」を実行する
設定を保存しておけば、次回のWindows起動時から動作します。
また、任意のタイミングで実行したいときはタスクトレイアイコンを右クリック→「「ぜんぶひらく」を実行」をクリックでいけます。
今後のこと
もともと極限られた範囲での自分用で作ったものなので、利便性として劣っている点は多々あります。気付いている部分もいっぱいあるんですが、そもそも使ってくれる人はいないだろうと考えたのでとりあえず公開だけしてみました。
感想などいただけましたらたぶん嬉しくて色々直すと思います…!
ちなみに僕は使い始めてからかなり便利になったと感じてます。こういう「超単純なソフトだけど微妙にありそうでなかったもの」が他にもあったらもっと作ってみたいなあと思ってます。
それでは、お読みいただきありがとうございました。
追記:今後予定している機能追加
僕自身、もっと便利に使いたいという思いが大きくなってきたこともあり、ちゃんと機能追加&改善していこうと思っております。
幸いにもそこそこ使っていただけているようで、その方たちのことを思うとなおさらちゃんとしないとなと思っている次第です。すぐやるとは言ってないです(最低)
内容は以下。
- 「ぜんぶとじる」機能の実装(別ソフトの方がいいのか?)
→ver1.1で対応! - 1つずつ有効化/無効化できるようにする
→ver1.1で対応! - 「ウィンドウを最小化して起動」などコマンドライン引数に対応
→ver1.1で対応! - 「次回起動時の実行だけ無効」にする(Windowsの更新時など頻繁に再起動を繰り返すときにこのソフトがうざいなど)
- 順番の並び替え機能
- 設定のプリセット保存機能
です。
この他、
フォルダやインターネットのパスワード要求されるものに対して、任意でユーザーIDとPASSを設定できる機能があるとさらにうれしいです。
というコメントもいただいているのですがこれはインターフェースが統一化されていないので現状少し難しいかなと思っています。zip形式のパスワードやWebページを開くときのBasic認証のデフォルト設定とかならいけるかな?
いつか実装するので気長にお待ちください。いつかね。