この記事が果たして「くらし」というカテゴリなのかはさておき、アンチ大好きレスバ大好きの僕のくだらない記事ネタにしばしお付き合いください。
そういえばね、最近ブログにコメントくださる方もみんな良い人ばかりでさ、アンチが全然来なくてちょっと寂しいのだ…。
1.丁寧な言葉遣いで話す
とりあえずこれ守っとけばほぼ負けない。
レスバにおける「勝ち負け」とは、いわば周りの第三者たちが見たときの「評価」に近いです。
「あぁ、あいつ負けたな」と思われたらもう負けなのである。この「場の雰囲気を味方にできる能力」が強い人はレスバではもちろん、あらゆる勝負事にも強いんだよね。
で、この観点から考えると、
- 常識人である
- 基本的な礼儀をわきまえている
あたりがいかに重要かが分かります。
まずネット上とはいえ初対面の人間にいきなりタメ語ないしは汚い言葉を使うなど人間として終わっている。どう考えてもまともなやつではありません。
この時点で勝負は見えるわけですが、そのこと自体を周りに明示してしまうことが何よりの問題なのです。「あぁ、あいつは弱ぇーな」となるわけです。
ジャンプ漫画の第一話で口の悪いチンピラが主人公に絡むとき、決まって
- 相手はド低脳、口が悪い、頭も悪い
- 主人公はどこ吹く風、最初の対応はわりとしっかりしている、常識人
というお決まりのパターンがあるよね。まさにあれ。
世間はこの "お決まり" をよく知っているので、レスバが始まったとき「口が悪くて礼儀正しくない方がいかにも弱そう」と思い込むんですよね。
そしてそれは実際当たっていて、さっきも言ったように初対面の相手に敬意を払えないようなヤツがレスバになんか勝てるわけはない。お前はもう死んでいる。
2.相手の主張には耳を傾ける
少し前に建設的な議論をするための5つの方法という記事を書きましたが、そこでもこの話は登場しています。
そもそも「レスバ」は「口論」であり、口論というのはもとを正せば「議論」だったはず。
ということは相手と有意義な議論をしようとするテクニックはレスバにもそのまま使えるわけです。自分で書いていて何を話してるんだとは思う、うん。
ただし既にバトルになってしまっている今回の状況においては、相手の主張をちゃんと聞くことの目的は少し変わってきます。
議論の段階で相手の意見を聞く主な理由は
- 相手がストレスを感じてしまう→論点に関する本質的な議論ができなくなっていく
- 「相手の意見をちゃんと聞いているよ」という雰囲気を醸し出せる
などでしたが、今はもう既に戦場なのでこんなことを気にする必要はあまりない。
ではなんのために相手の主張を聞くかというと、
- 取りこぼしがあると(論理的に間違っていたとしても)反論しなかったこと自体を攻めてくるやつが多いから
- 議論の分岐点を全て潰すため
の2つです。
1つめは、たぶんみなさんも容易に想像できると思うんですけど、理論的な議論をできない人ほどどうでもいいことばっかりツッコんでくるんですよね。「揚げ足を取る」にも近いかも。
色々めんどくさいので、単純にこの機会を与えないようにします。具体的には相手が話したこと100%全てに対して次のこちらのレスが対応しているようにする感じ。
2つめの議論の分岐点、すなわち「話の方向がズレていく可能性を全て潰しておく」ということです。
だいたいレスバって話がどんどん変わっていって当初勝ち確に思えた側も面倒くさくなっていっちゃうんですけど、これをやってしまうと相手が喜ぶネタを増やしてしまうことになるのでできるだけ論点の迷子は避けるべきです。
それに加え、議論が分岐すると本来ならこちらが理屈では勝てるはずだった内容と違う話にすり替わってしまうリスクもあります。彼らには「それは今関係ないだろ」と言ってもむしろ喜んじゃうだけなのでだいぶ不利にもなってしまう。
こういった危険性をなるべく排除するため、相手のレスには注意深く耳を傾けます。
また別の理由として、クレイジーなヤツがする意味不明なレスの中にも極一部だけ正しい主張が紛れ込んでいたりすることもあるのが怖いです。
ここに気付かずうっかり次のレスへ話を進めてしまうと、奴らはとたんに騒ぎ出す。「俺が言った正しい内容については反論できねーのかバーカ!」と。
もちろんこうなったとしてもなんとでもなるのだけど、火に油を注ぐのはできるだけ避けたいところ。何にしろこちらの精神衛生上良くないので余計な火種は先に摘んでおくべきです。
3.論点がズレたらすぐに引き戻す(指摘はしない)
さっきの分岐点の話に続いているのだけど、全て防ぎきるのは無理なのでどうしても論点がズレちゃうときってあるんですよね。「なんでそうなるん??」みたいな展開ってよくあるじゃないですか。
なってしまったものは仕方ないので、これはどうにかしてすぐ戻したい。
というのも、彼らはもとの論点が理屈で解決されることは別に望んでいないんですよね。「なんとなく雰囲気で口喧嘩に勝ちたいだけ」程度のモチベーションなので、奴らにとって論点がズレていくことはあまり問題ではないということ。
しかし僕らにとっては問題です。
だって理屈で正しく論破できないとキッチリ勝ちを収められないから。
なので、「あ、次で論点がズレるぞ…!」と察したらすぐに元のレールに戻すようにしてください。無理やりやろうとすると余計悪影響なので、グズった赤ちゃんを優しく撫でるような慎重さが必要です。
あんまり言語化できないんですけど、「自分から攻めて戻す」のではなく「相手の攻撃を上手く利用して元に戻す」みたいなイメージでしょうか。カウンターに近いのかな。
そしてうまく戻せたとしても、「今論点ズラしたやろ?」などと指摘してはいけません。
理由はもうお分かりの通り、
- 本質的でない指摘は奴らにとってのエサである
- 「論点をズラしたかどうか」の議論に論点がズレる
などが起きうるから。
とにかく余計なことはしないのがコツです。これはこの次にも書きます。
仮にそういう指摘をしちゃったとしても将来的に「負ける要素」に繋がるわけではないのだけど、持久戦になるとやっかいであること、本質的ではない主張をされ続けるとこちらの精神衛生上普通によろしくないことなども大切な理由です。
持久戦がダメな理由は最後の5つめのポイントで関連します。
4.長文禁止。むしろ相手に喋らせろ。
「余計なことはしない」に関連して、
- 自分から出す情報は極力少なく
- 相手にはたくさん喋らせる
を戦略の基礎としてください。
こうすることで、
- こちらがスキを与える確率を下げる
- 調子に乗って相手がボロを出しやすくなる(理屈的にも口調や態度的にも)
などが狙えます。
だいたいの議論って、ひとつひとつのレスはコンパクトな主張に収まるはずなんですよね。そんなに長文になることってまず起きないので、もし自分のレスが不用意に長くなっている傾向があったら改善の余地があるかもです。いやそもそもレスバにおける「改善」ってもう既に意味不明なんだけども。
あとさ、恐ろしいほど長文で攻めてくる人っていますよね。
これは仕様上Twitterでは起き得ないですけど、昔からこういうタイプも多いと思う。偏見は良くないかもですが僕の体感で言うと年が上の方は特にこの傾向が顕著。
こうなったらラッキー、もう放置するだけです。
このタイプの基本心理は
- とにかく自分の意見を言いたいだけ
- 相手の意見を聞く気はそもそもない
なので、議論するだけムダ。
適当に「あ~」とか「ふ~ん」とか言っていると、ひとしきり言いたいことを言い終えたタイミングで彼らは勝手にいなくなっていくことが多い気がします。その意味でも相手にはなるべくたくさん喋ってもらった方がいいですね。彼らのストレスがそれで解放されるならお安い御用。
実はバトルでもなんでもなかったというオチです。
5.徹底的につきあう
最後、これは「勝つための方法」というより「負けないための方法」に近いかも。
レスバというのは「相手に何も言い返せなくなったら負け」という風潮がたしかに存在している以上、どんなに面倒くさかろうがレスの手を休めた時点でこちらの負けなのだ。これは言い訳もなにもない、紛うことなき負けである。
だから徹底的に、とことん相手につきあう。
そもそもくだらない小競り合いでもない限り、理屈でこちらが間違っていないのならどうやっても負ける道理はない。
あとは相手が疲れて折れるまでずーっと相手をしてやればいいんだ。丁寧にね。
いつしか相手は面白いくらいテンプレな捨て台詞を吐いて去っていきます。これがもうとてつもなく笑える。大好き。
おわりに
昔はよく2ちゃんでレスバしてたんですけど、他ではブログのコメント欄、少し前まではTwitterが多かったです(@みるみのアカウントではやったことないですよ笑)。
特にTwitterは不特定多数の人が集まってきやすいので楽しいレスバになりやすいと思ってます。もっと知名度のあるアカウントに育ったら毎日レスバし放題だ…!(キモい)
ちなみに、レスバではなくて「冗談かと見紛うほどの無礼なヤツ」とか「都市伝説級の意味不明なことを真顔で言ってくるヤツ」とかは僕(みるみ)もそこそこ出会えるようになりました。こういうのもほんと面白くて好き。もっとたくさん来てほしい。
おわり。