このサイトでおすすめしているTOP2の枕である1つ、スリープマージピロー。
これがいかに素晴らしい枕か、何がどうスゴイ枕なのかを紐解く徹底的なレビュー記事です!
内容は
- 外観などたっぷりの写真レビュー
- 僕の率直な感想
- 満足できていない、改善の余地がありそうな点
- 特に優れている、気に入っている点
という4段階でお届けします。
色や形からはかなり独特な雰囲気を感じているかと思いますが、実際はかなりシンプルな枕です。だけど、シンプルなのに底知れないポテンシャルを持っている不思議な枕なんですよね。
価格の価値は間違いなくあると僕は断言できます。期待してどうぞ。
スリープマージピローは期間限定で39日間の全額返金保証キャンペーンをやっていることがあります。下記公式サイトから確認できますよ~ |
スリープマージピローの外観写真レビュー
まずはたっぷりのお写真から…!
見た目が特徴的なので実際のイメージが気になる方は多いでしょう。
まずはベッドに置いてみます。意外と紫色が目立たなくていい感じですね。
横から見たところ。
ご覧の通り、向きがあります。どちらを首側にしてもOK。しかしスリープマージピローの場合は高い側を首の方にして使うのが圧倒的におすすめ(後述)。
実寸サイズです。横幅は約60cm(公称値60cm)、奥行きは約29cm(公称値30cm)で、仕様通り!
横幅が大きめなのがこの枕の良いところの1つです。縦幅が短めなおかげで精神的にも横長に感じるのも隠れた魅力なんですよ。
高さも測りました。
高い方が約12cm、低いほうが約9cmです(高さ調整パッドありの状態)。かなり平均的で良い数字を攻めているという感想。実際にはここからウレタンによる沈みがあるので、頭を乗せて横になったときは本当に標準的な高さになると思います。
裏面はこんな感じ。このファスナーを開けると、
このようになり、ここで見えているのが、
「高さ調整パッド」と呼ばれるもの。
およそ2,3cmくらい変わるイメージです。数字にするとかなり小さい差に思えますが、沈み込まないベースの高さが変わるので感じる印象はかなり違います。一般的な体型、就寝スタイルならこの2パターンで十分対応可能と思います。
ちなみにこの高さ調整パッド自体も少し波打っているような設計になってます(意味があるのかはよく分かんないけど笑)。
さらにその奥にあるのが枕本体!
この薄皮カバーはこれ以上開封不能で、事実上これが枕本体の最奥部となります。
横から見ると例の特徴的な構造がうっすらと見えますね。これがこのスリープマージピローの独特で快適な寝心地を実現しているまさに「核」だと思ってます。
こちらも裏は波打ってます。なるほど、これと組み合わさるためにお互い波打っているということなのか…!
ちなみに、このように中身を出してしまったときに向きが分からなくならないようにタグ表示が作られています。
かなりユーザー思いな設計が見られ、こういう細かい点に気を配ってくれる製品は個人的にも好感度高いです。
これは付属の枕カバー。
僕はカバーが標準のものだと気に入らないことが多いんですが(綿系が好き)、このカバーにはなんの抵抗もなく、いやむしろかなり気に入って使えました。
この枕カバーだけで結構な量のレビューが書けてしまうくらいなんですけど(笑)、スリープマージピローにはそれよりもっと素晴らしい点がたくさんあるので今回は割愛!
一言で紹介しておくと「綿のような自然な肌触りに通気性と吸湿性を足したもの」という感じ。伸びも良くてかなりおすすめ。
最後に洗濯表示タグも掲載。
枕カバーは自宅で洗濯可能ですが、枕本体(と高さ調整パッド)は基本的に洗濯NGです。お気をつけて。
スリープマージピローを使ってみた率直な感想
まずは使ってみた率直な感想をざっくりと書き出してみることにしました。
ポイントは以下の4つ!
- 横幅がかなり広い印象で、枕への安心感が別格
- この「柔らかいとも反発力があるとも言える独特の "弾力性"」 は他の枕にはない!!
- 枕自体は軽く、頭を乗せたときに左右端が少し浮くような感じになってしまうのが惜しい
- 首のスペースの埋まり具合は素晴らしく、肩こり改善の実力は超高め!翌朝の首が本当にラク
ひとつずつ説明しますが、ここでは細かくなりすぎないよう意識しますね。
1.横幅の広さ
実際に開封したらたぶんみんな「横幅が広いな!」と感じると思います。
ただし実測値、仕様値とも約60cmなので実はそこまで大きいわけではなく、縦横比的にそういう印象を感じやすいのだと思いました。
…のだけど、実際に寝てみるとこれまた広く感じる。
枕の横の長さというのは非常に大切で、仰向けから左右に寝返りを打ったときに幅として必要であるのはもちろんのこと、「自分の頭に対して余分な横幅がまだたくさんある」という感覚が心理的にかなりゆったりとさせてくれます。要は広々と感じやすくて安心感があるということ。
実際には枕から頭が落ちることなんてほぼないわけですが、それでも「あとどれくらい余裕があるのか」という無意識的な部分には結構訴えてきます。これは「眠りへの集中度も変わってくるだろう」というのが僕の意見です。
色々細かいことを言いましたが、とにかく
実寸サイズはどうであれ横幅がかなり広く感じるのでとても良い
ということでした。
2.他の枕では体感したことのない寝心地!この弾力性&モチモチ感は比喩できない…
この枕の一番の特徴!!
今までほんとーーーーに色んな枕を使ってきていますが、そのどれとも似ていないと感じます。
- 沈むけど沈まない
- 低反発なのにしっかり反発してくれる
など、一見相反するものが同居しあうような表現できない感触です。矛盾を超えた枕だ…。
それをうまく一言で言い表そうとすると「弾力性」かなと思います。
なんというか「モチモチで頭にフィットするのにちゃんと支え続けてくれている」みたいな、そんな感じです。
この弾力性のおかげで、
- 低反発枕のようなフィット感とふわふわ感の寝心地の良さ
- そもそも肩こりにならないための高反発枕などのようなしっかりとしたサポート性能
を両立できているのがスリープマージピローの最大の強みです。これは絶対に他の枕にはない優位性です。
実はこの独特の感触に関しては「たぶんこうだからなんだろうな」という推測があって、それに関しては後ろでもう少し詳しく書いてます。
3.「軽さ」が惜しい…!
唯一と言っていいレベルで気になるのは、ウレタンゆえのその「軽さ」です。
軽さとは色んな意味で言っていて、重量的にもそうだし、なんとなくふわふわとしている感じがするのもやや信頼感に欠ける印象に繋がってしまいます。
重量的な軽さは
- 枕がすぐに動いてしまう、安定しない
- 自分がよく動くタイプだと枕のことを気にしてしまう
など、睡眠中に信頼を寄せにくくなると感じます。
また、頭を中央部に置くと左右の端が少し浮いてしまうような形になっちゃうんですよね。
これだけでなにかデメリットになるわけではないとはいえ、「枕に対して全てを預けられるような感覚」が僕は好みなのでこれは惜しい点と思いました。
…のだけど、僕は「枕の下に手を入れて寝るタイプ」なので正直言ってこれはこれでかなりアリだとも思った…!笑
ほとんどの人はどんなスタイルだか想像できないと思いますが、自分でやっている方は自覚があるはず。仰向けでも横向きでもうつ伏せでも、枕の下に手を入れるのが好きな人はこのスリープマージピローが超おすすめだと思います!笑
ちょっと浮いてしまう枕の端に手の平を差し込むとすごくちょうど良くて気持ちいいんです。変態ではありません。みなさんもやってから変態だと言ってください。落ち着くよ。
ちなみに世界最強に重い枕はテクノジェルピローです。
これほど重厚感のある枕は他にはない…!
僕がスリープマージピローとテクノジェルピローをツートップでおすすめしているのはこれらの要因もかなり大きいですね。
両者の超細かい比較記事は下記をどうぞ。
4.寝心地優先タイプかと思いきや、肩と首には抜群の効果があった
広告のイメージとかからは「肩こり改善枕というよりは寝心地重視系の枕」かなあと思ってたんですけど、過小評価もいいところでした。
翌朝起きたときの肩と首のスッキリ爽やか感には正直ビビりすぎて腰を抜かしました。
今度は腰が痛くなり…
枕選びが上手く行かず肩こりで困っている方は、まず間違いなくスリープマージピローで改善方向に近づけると思います。それでもダメなら別の要因を疑った方がいいくらいです。
しかもなにより、1日目の第一印象から寝心地が良いので枕を変えた初日から爆睡できました。これって正直ほとんど有り得ないです。かなり推したいポイント!!
枕は変えたら最低1週間は文句を言わずに使うべきと思っていて、僕は実際にそうしています。
慣れたものの変化自体はやっぱり受け入れるのに時間がかかるし、睡眠のクセが対応するのにもそれなりの適応は必要でしょう。
実際はというと、初めて横になったその瞬間に「あ、これは首や肩にバッチリ効果があるな」と確信できるレベルだったんですが、それについても後ろで。
スリープマージピローの惜しいところ、改善の余地がありそうなところ
意識していないのに良いところばかり取り上げちゃっている気がしますが(本当に良い枕なんだよな…!)、気になる点も少しだけありました。
大きく2つ。
- 上述した「軽さ」の件
- リバーシブル仕様も含めて、高さ調整は色々惜しい
です。
1.枕の重さは難しい
さっきは枕の下に手を入れるとか入れないとかで回避した感がありますが、実際には結構気になってました。
枕は重ければいい、軽ければいいというのが一概には言えないので難しいですが、僕の意見で言えば「そもそも動かす必要がないものという前提がある以上、安定感のために重い方が良い」というところ。
その観点で言うと、スリープマージピローの構成はウレタン素材とカバーのみなので相当軽くなっちゃいます。
寝返りをしたときに枕がどこかへ行ってしまうかも、と思うとどうにも気になるんですよねー。まあでも、こんなのは慣れかもしれません。
スリープマージピローの数少ない気になった点として、一応レビュー記事へ掲載することを決めました。どなたかの参考になれば幸いです。
2.高さ調節は役割的には十分だが、ここに期待するのはあまり意味がないかも
写真レビューのときにも紹介していますが、スリープマージピローにはベースとなる高さを変えられる機能があります。
厚さにしておよそ数cmですが、実際の効果が結構あるのは上述した通り。
しかし、あくまでもウレタン枕であるゆえに沈み込む量はそれなりに大きく、それぞれの頭の重さによってはその差も大きいでしょう。となると、この高さ調節を頼みの綱にさせるような宣伝は少し過大だと思いました。
枕の高さは実は適切な範囲は多いので実際には安心して良いとは思っているものの、せっかく高さ調節の機能を付けるならもう少し実利的な仕様にすればよかったのに、とも思うわけです。その方が初めての購入でもより安心して買えますし!
また、スリープマージピローも最近よくあるタイプのように前後リバーシブルに使えます。当然感じる高さも変わります。
ここも惜しい。
まず、せっかくリバーシブルにするならもっと差があってもいいのでは?と思ったんです。実際何度か使っているとどっちがどっちなのかパッと見ても分からないようなシーンは結構ありました。
が、しかし、寝てみると意外な差がありここもまた惜しい。笑
基本的には柔らかいウレタン素材なので、低い方を首側にしてしまうと「中央部が高くて手前が低い」という位置関係のまま沈み込みんじゃいます。
寝心地的にはこちらの方が自然で気持ちよく感じる気はしますが、こうなると顎を少し引いたような格好になってしまい首へのストレスはやや気になります。首の後ろが伸び続けるような状態になり、結果的に肩こりを誘発しやすくなりそうな感じです(それでもこの柔軟な反発力のおかげで普通の枕よりは遥かにリラックスできてますが)。
これだけ素晴らしい枕を作れるなら、ここのリバーシブル仕様ももう一歩踏み込んだ良い機能に昇華できるはずじゃ!?と思わずにいられないんだよなあ…。
念のため再度言っておきますが、スリープマージピローの高さ調節機能自体はちゃんと効果がありますし、そこまで数字にこだわらなくてもまず寝心地に問題はありません。枕オタクの僕がイチャモンを付けているだけ、くらいに思ってください。
気になった点は正直このくらいで、それらも本質的に問題があるデメリットというわけではないし、やっぱりこの枕のポテンシャルの高さはすごいでしょう!
最後は良い点にフォーカスして終わります!
スリープマージピローの特に気に入っているところ、優れているところ!
というわけで、特に良いところについてまとめます。3つに絞りました。
先に結論を言っておきますが、絶対に購入を後悔することはない枕だと思います。
「寝心地と肩こり解消を両立している」というだけで特筆に値する枕ですので、とにかく試してみるのが吉!!
1.弾力性のヒミツ
スリープマージピローの一番の特徴を「モチモチした弾力性のような感触」と表現しましたが、なぜこのような独特な寝心地になるのか考えてみたんですよ。
ポイントは「ウレタンが組み合わさっていることかな」という結論になりました。
スリープマージピロー本体の構造はこうなっていて、つまりは負荷がかかったときはまずこの組み合わせの隙間が埋まっていくような挙動になると思うんですよね。
となると、
「ウレタン素材によって第一印象の柔らかさやフィット感を伝えつつ、実際の沈み込みはウレタン自体が潰れるわけではなく、構造的な噛み合わせによって起きる」
というシステムになるんじゃないかなと。めっちゃよく考えられて作られていると思いません???
層構造が噛み合ったあとに初めてウレタン自体の反発力が発揮されるわけですが、そのウレタン自体も反発力がかなりある方なのでバッチリ頭や首を支えてくれるのではという感じ。
これが
- 低反発+高反発
- 沈むのに支える
など「矛盾を超えた枕」のヒミツでは…!
で、これがどう嬉しいかというと、言わずもがな気持ち良いし肩も凝らないというわけです。
「寝心地と肩こりの改善力」は普通両立できないんですが、これを高い次元で実現させているのがスリープマージピローというわけでした!
2.横向きで寝る人、特に「仰向け+顔だけ横向き派」には問答無用でおすすめしたい!
今まで書いてこなかったんですが、就寝スタイル的に言うならこの枕は「超万能タイプ」と言えます。
首(頭)の細かい動きにウレタンの沈みがシームレスに追従してくれるので、どんな向きになろうがノータイムで気持ち良いフィット感になってくれるんです。しかも前述したサポート力バッチリのまま(=首と肩凝らない!)ですよ。
横向きで寝るとそのモチモチ感が自分についてきてくれる感じがすごく良く伝わってきてやみつきになるんだ…!
中でも、僕のような「身体は仰向けだけど頭は左右にコロコロするタイプ」の方はドンピシャでこの枕がおすすめです!
こういう寝方する人って普通にいますよね?僕が変ということはないよね??え???
「オートモチモチターゲット機能」、最高ですよ。
3.肩こり/首こりに困っているあなた、これを買いなさい。
最後に、肩や首について。
何度も書いてますが、「しっかりとした支える力」がこの枕にはあるので、普通に寝っ転がるだけで
「あ、この枕は首が楽だな」
と感じられるはずです。つまりつまり、それは肩も楽ということですよ。
この「首への刺激と肩こりの関係」については絶対に下記記事を読んで理解しておくべきです。
なぜ枕を変えると肩こりが改善されるかも詳しく説明しているので、これを知っていないと適切な枕選びができません。
ここで改めて言いたいことは、「どんな姿勢で寝ても首の隙間をすぐに埋めてくれるような対応力が素晴らしい」ということ。ついさっきも似たようなこと言いましたね。
肩こり解消を目的とした枕は首のサポート力のために高反発などになりがちなんですけど、スリープマージピローはその柔らかさを最大限利用しながら色んな姿勢に対応できるようになっているんですよ!!
これも一言で言うなら、どんな姿勢でも肩はこらないし首が痛くなりくいということです。いやはや、あっぱれ…。
初見だと本当にただのシンプルな枕だと思ってしまいますが、これはまさにアイデア勝ちでは!
なんでも若い頃に肩と首が痛くて苦労した社長さんが開発したんだとか。
価格に見合う素晴らしい枕だということが一晩寝てみるだけでよく分かるものでした。超おすすめ!!
おわりに
これまで多くの枕を使ってきている僕ではありますが、今なお使い続けている数少ない枕(2つだけ)のうちの1つ、このスリープマージピローと初めて出会ったときの感動はマジで忘れられません。
上でも書きましたが、新しい枕って最初は絶対気持ち悪いんですよ。慣れてないから。
なのでこいつときたらもう最初から気持ち良くて、翌朝は肩が超ラクで…。涙ちょちょぎれ。
あ、ちなみに言い忘れてましたが、スリープマージピローは全額返金保証キャンペーンをしょっちゅうやってます。
実際に僕も使ってみたことがあって、「何の問題もなく返金されたどころか超良い対応でさらに好きになった」という結果でした。
これだけの保険があればこの枕を試さない手はないでしょう!今すぐ買うべき!!
では、スリープマージピローの徹底レビュー記事でした~