「枕の高さ」は枕選びにおいて最も重要な要素と言っても過言ではありません。
枕で肩こりを改善したい場合、まず最適な高さを探すことがその第一歩となります。
でも「他の人の枕がどのくらいの高さなの?」なんていう情報はほとんど探せないですよね。というわけで「とにかく調べまくってみた」というのが今回の記事です。
僕は肩こりを治したいあまり枕に散財しすぎて15万円以上使ってしまった悲しい人です。そこで、これまでに知ったネット上で有名な枕をベースにして
- 各種ショッピングサイトでランキングが上位のもの
- SNSなどでめっちゃシェアされているもの
などを無作為に集めまくって一覧化してみました。
ちなみに
- 調査した枕の数は 50個 で、
- その高さの平均値は 9.76cm でした。
以下そのデータです。
枕の高さの調査データ
では枕50品のデータを。
表中にある"~"は、「その枕の高さ調節機能が無段階タイプであること」を示します。
注意点①
「それぞれの枕の売上数はデータの重み付けとして加味されていない」点には十分注意してください。
つまり、極端な例だと「高さ100cmの枕が販売されているなら誰も買っていなくても100cmが平均の計算に入ってしまう」ということです。売り上げまで調べてデータ加工するのは一般人の僕には無理なので勘弁してください…。
でもまあ、販売されているものは常識的なサイズであること、標準から大きく離れたサイズがあるものはだいたい平均に落ち着くような複数サイズ展開をしていることなどから問題はないとは思います。
注意点②
枕の種類やジャンルは一切区分けせずに選んだので、
- 高さ調節機能の質を謳うもの
- そもそも普通の枕とちょっと趣旨が違うもの(異形タイプ)
なども入っています。
売れているものを中心に選んでみましたが、抽出する商品によっては今回の平均の値は上下することもご承知おきください。
軽い分析と考察
こういう試みは僕自身ももちろん初めてでしたし、少なからず僕が知る限りこんなデータはネット上にはありません。
しかし「高さの平均が9.76cm」というデータは、だいたい予想通りでした。
まず一点、
自分がおすすめしている枕数個では平均を算出したことがあり、それはだいたいいつも9cmくらい
というのに加え、
ふわふわと柔らかい系の(比較的安価な)枕はもともとの高さが大きいので、それより少し平均が上がるだろうな
という予想がありました。その結果の9.76cmという数字なので今回のデータはかなりイイ線行ってます。
それと、今書いた柔らかい枕ほどデフォルトの高さの値は大きくなりやすいという点には注意してください。理由は単純で「潰れると高さを失いやすいから」です。
僕はこのブログで基本的に柔らかい枕は非推奨みたいな扱いにしています。もちろん、潰れたあとでも
- 十分な高さが残っている
- しっかりとした反発力がある
この2点をクリアしているなら問題はないでしょう。ただしほとんどの枕はそうではないです。高級枕(実利的効果アリ)にふかふか系が少ないのはこのためです。中材が羽毛や綿系のものは要注意です。
2,000円~3,000円の量販まくらは往々にしてこの「初見のふわふわさだけで誘って実際は…」というパターンなので僕はおすすめしてません。基本的に「枕にコスパという概念はない」と思っています。
まとめ
この記事に辿り着いたみなさんは今絶賛枕探し中なのだと思いますが、一言だけ僕の意見を言わせていただきたく。
下記3つの枕以外は買わなくていいです。
これが数年間に渡り15万円以上も失敗してきた僕が出した結論です。
これらの枕について、またここに至るまでの枕選びの全ては の記事に収めております。ぜひ!!!
僕と同じような目にみなさんがもう遭わないように…。
良い枕に出会えることを祈っております。