肩こりの解消に枕が関連していることを知ってから15万円以上も枕の選択にお金をかけ、それもあって色々詳しくなってしまったのでこのブログで色々解説しているわけですが。
妙に枕好きになってしまったせいで「たまにはこっちで寝たいな~♪」などというアホみたいな行動をとることも珍しくなくなってきてしまいました。
で、昔からのお気に入りのとある枕で一晩だけ寝たら、翌朝に起きれないほどの激痛が背中から腰にかけて発生しました。
どれくらい痛いかというと、首は数cmであろうと下を向くことはできず、腰をかがめてしゃがもうとすることすらできないレベル。明らかに首~背中~腰のラインが逝ってます。でも首自体は痛いわけじゃない。
僕は衝撃を受けました。
- たった一晩何かを間違えただけでここまでの激痛と身体の不整合が起こること
- 睡眠に関わる痛みの話題で自分がまだ全く予想できなかったことが起こるということ
おそらく今この記事をお読みのみなさんと同じようなプロセスを辿ったはずなので、以下さらっとなぞってみますね。
先に言っておきますが「寝違え」とは全く違う現象なので「一過性のものだろう」と楽観視するのはおすすめしません。
最初はマットレスや腰の高さなどを疑った
もともと枕選びの沼に落ちた原因は「肩こり」と「首の痛み」だったので、枕の影響範囲は当然上半身を中心にしたものだと思いこんでいました。
枕ひとつが身体中に与える影響の強さをこのブログでも口酸っぱく説明してたのに…。
というわけで最初は腰まわりを怪しみました。
枕の高さが変わったことにはもちろん気付いてましたけど、それは間接的な理由であって「直接の痛みは腰の高さ不足とかでは?」と思ったという感じです。
- 腰の高さ不足
- 背中が浮いている(自分の体型上あり得るかと思ってた)
- マットレスが柔らかすぎる(高さと関連が薄いのでこれは微妙かな?)
みたいな。
で、このあと3日くらい色々実験したはずです。
まず「背中~腰付近にタオルを敷く」というやつですね。
こんな風になるべく横広にしながら高さを調整して寝てみました。ちなみに右上に空いている壁の穴は です。
久しぶりに腹筋ローラーやって日常生活が破綻する→別種目やろうと思ってベンチに横たわったら全くダンベル動かせないし下ろせない→近くのベッドになんとか置こうと少しだけ投げる→バウンドして壁に激突→壁に穴が空き、心にも穴が空く pic.twitter.com/yic5y8Tyia
— みるみ (@milmemo_net) November 16, 2020
タオルを敷くというのは実際色んなところで様々な目的のために見かける手段なのでわりと期待していました。
結果は「寝転がって意識があるときは "これキタ…!" って思うけど翌朝起きたら痛みは全く改善されてなかった」です。ただのアホです。
もちろん背骨を最も自然なS字カーブにするためには「腰付近にサポートを入れる」というのは大切な要素ですが、今回の僕の件に限っては全然的外れだったようです。背骨のラインにかかる負担がそもそも大きすぎたのが問題なのだから当然だ。
ただし、例えば枕の高さが適切な状態より低めなら背中~腰が浮くような図になるのは容易に想像できますよね。まあ今回は高い方向に変えて痛みが発生したんですけど(後述します)。
タオルの高さを少しずつ変えて一晩ずつ実験を続けたりしましたが、なにせ痛みが残るので実験に耐えられなくなりやめました。
なお、マットレスは色々調べた結果かなりの高反発部類のもの(100N以上)を使っていたようなのでその意味でも検討から除外しました。
というか祖母の遺産のマットレスだったんだけど目ン玉飛び出るくらいの価格のものでした…。
ダメ元でとりあえず全幅の信頼を置いている枕に戻した
「なんで最初からそうしないの?バカなの?」とお思いのみなさん。バカです。
とりあえず安定して眠れることが分かっている枕にようやく戻しました。まあ「良い機会だから色々実験してデータを取りたい」という技術者気質がうんたらかんたら~というのが一応の言い訳です。うん。
枕はこれ。
スリープマージピローという僕がこの世で1番目か2番目におすすめしたい枕です。
1番と2番は決められないという話や、これらの枕以外はもう買う必要は一切ないとか諸々の話は のそれぞれの記事をお読みください。
この記事で初めて当ブログにお越しいただいた今背中~腰が痛いみなさんは、ついでなので15万円以上枕に散財した僕が枕について全てまとめた記事(上の2つめ)をぜひお読みくだされ。
で結果はといいますとお察しの通りですが、枕を戻した翌日の朝は痛みがキレイさっぱり消えてました。マジか。やっぱ枕やべぇ…。
もう枕変えるのが怖くて外で寝れなくなってきたよ。。
結論:枕の高さを少しでもミスると腰まで影響がある(寝違えとは違う)
結論はカンタン。
枕の高さが合っていない場合、首や肩のコリどころか背中~腰に耐え難い痛みが発生することすらあるということです。
また、痛みの性質が「寝違え」と非常に似ているので勘違いしやすいが全くの別物であるという点にも留意してください。
そもそも「寝違え」とは首周辺にしか起こらない(というか呼称しない)もののようなので、寝違えみたいな痛みが身体の下の方に訪れたら寝具を疑った方がいいと判断するといいかもしれません。
もっというと、痛みが
- 身体の正中線上にある
- 左右対称に広がっている
というときはまず寝違え系ではないでしょう。だってそれ片側に寝違えてないもん。笑
実はなんとタイムリーなことか、この記事を書き始めた翌朝に久しぶりに「寝違え」をしまして、首の激痛にもだえ苦しむとともに「あぁ、やっぱり痛みの種類は似てるわ…」などと思いました。。
枕の高さが持つ重要性は肩こりと枕の関係の記事 などでも書いた通りですが、それ以上とも言える重要性があったわけです。
そういう意味で言うと、今回の経験で分かったことは特に高い方向にミスるのが危険そうということ。
僕の今回のセッティングは高級ホテルの意味不明に積み上げられた枕ばりの高さだったんですが、
寝転がったときの気持ちよさと快適さは最上級に思えたんですよね。もちろん首や肩が感じるストレスは一切ない。何年も色々試してきている僕が言うのだから "この段階までは" 問題ありません。
だからこれがまさか翌朝起きると痛くなっているなんて文字通り夢にも思わなかったわけですよ。なんなら夢を見ているときは気持ちよくグッスリしてたくらいで、目が覚めて起き上がる瞬間まで痛みには気付かなかったくらいです。
…あれ、そう考えるとこれひょっとして「セッティングが気持ち良すぎて1回も動かなかったから寝違えたかのように凝り固まってしまっただけだった」みたいなオチになってしまう可能性もあるのでは…?
「左右対称に~」とか言ってたの全部ブーメランやんけ!!!!
ブログを書いているときに新たな境地に至れるという、なんとも僕らしい最後(最期)でした。
おわりに
冗談は半分くらいにするにしても、考えてみれば当然と思える部分もあります。
首の高さが上がれば当然背骨のラインが被る負担の量は増えますよね。「曲がる量が増える」ので。
この図を見ていると背中~腰が痛くなりそうなのも分かります(下半身まで描いてあるイラストが用意できずごめんなさい)。
いずれにしても「適切に寝返りを打つ」というのが大事なはずなので、スリープマージピローのように寝返り打ち放題でめちゃめちゃ気持ちの良い枕はこの上ない選択でしょう。
この枕がいかに革新的で素晴らしいものかをアツく語っている記事は以下に用意していますので、ご興味ある方はぜひどうぞ。
ではこんなところで。
あなたの寝違え…じゃなかった、背中~腰の痛み、治るといいですね!