【歴 8 年】体外離脱(幽体離脱) のやり方・コツ・概要を徹底的にまとめたよ

【歴7年】体外離脱(幽体離脱)のやり方・コツ・概要を徹底的にまとめたよ

ようこそ、新しい世界へ。

この記事は「体外離脱(幽体離脱)」について歴 8 年にも及ぶ経験者である僕が、持てる知識を余すところなく徹底的に紹介、解説しているものです。
※「体外離脱スペシャリスト」として取材を受けたこともあります:https://news.nicovideo.jp/watch/nw8923671

また、体外離脱を中心にそのために必要不可欠な要素である「金縛り」や「睡眠中の覚醒度コントロール」などについても詳細な情報を記載しています。

細かい内容は別の関連記事へのリンクを貼ったりもしていますが、この記事1本でおおよそ全てが分かるようになっています。ぜひお楽しみください!

そして本題に入る前にこれだけは断っておきますが、この記事に書いてある内容は全くオカルト的なものではないし、スピリチュアル要素や精神的な何かという側面もありません。全て科学的な根拠に基づいています(実証されているかというと怪しいけど十分な説得力があるはずです)

なるべく情報の信ぴょう性を上げるために各種論文や著書などからソースを引用することも心がけています。ぜひ身構えず「最高に楽しいことを知れたぞ!」とワクワクしながら読んでみてください!

「歴7年」とは言っているものの、僕自身はたぶん世界的に見たらまだまだ体脱たいだつの初級者~中級者レベルだと思います。しかしこの記事ではそんな高いレベルの内容には触れないので、みなさんに魅力をお伝えするのには十分なスキルレベルだと考えます。よろしくです!

(読者のみなさんから頂く大量のコメントもご覧ください、体外離脱成功のためのヒントが色んなところに散りばめられています)

体外離脱(幽体離脱)とは?

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「体外離脱(または幽体離脱)とはなに?」という質問に一言で最も簡潔に答えるなら、「信じられないくらい超リアルな夢です」というところでしょう。

それはつまり「寝ているときに起こること」であって、間違っても寝る前の怪しい儀式など必要ないし、未来が見えたりすることもなければ現実に帰ってこれなくなることもありません。

僕が今回まとめようとしている領域(=夢という非オカルト的な部分だけで考慮する体外離脱)のみに焦点をあてた情報というのは、ネットで検索をしてみると分かるけど恐ろしく量が少ないし質が低いです。

信じられないような胡散臭いオカルトチックな記事ばかりがヒットするので、シンプルに面白い夢体験をしたいと思う人には妙に敷居が高いような状況になっちゃってるんですね。

このブログでそんな状況を打破してみよう!というのが今回の思いつきです。僕自身の体験を何よりの材料にしながらみなさんにこの魅力をお伝えできたらな、と思っています。

僕の経歴も軽く書いておきます。

  • 高校生のときの授業は 95% くらい寝てた(盛ってない)が、授業中に発生した会話を一字一句覚えていたり、先生に指されて起こされた瞬間に英文を回答できたりみたいなことが頻繁に起き、睡眠中の意識状態について強い関心を抱くようになる
  • その後体外離脱を知りしばらくして成功する
  • 以降、明晰夢をはじめとして夢に関する訓練を幅広く継続中で、今では普通に寝ているときでも自分の覚醒度のコントロールができるまでになる

という感じ。
今のところネット上でこの分野に関してここまで体系的に情報発信している人は他に知りません。

名称について:
「幽体離脱」という名称はオカルト的な意味合いを含む場合に使われることが多いため、「体外離脱」と分けて呼称されていることがほとんどです。これに則り、以降この記事でも呼び名を「体外離脱」に統一することとします。略して「体脱たいだつ」と言ったりもします。

また、「アストラル投射」「アストラル・プロジェクション」などの言葉が混じっている場合も胡散臭い確率が高いです。「臨死体験」は微妙なラインだけど違う意味合いで言われることが多いのでやはり除外しておきましょう。

体外離脱の基本的な仕組み、考え方

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まずは体外離脱の根本原理から。
成功率に超影響するので「面倒くさい」と思って読み飛ばさないことをおすすめします。

まず理解するべきは

「身体は眠っているけど脳は起きている」

という状態。
今回の話の全てはここにあります。

この状態だと何が起こるかというと、脳は「身体を動かしている」と思い込んでいるのに実際の身体は動いていない→脳はその異常を修正するために「動かした命令に対するフィードバック=五感の感覚」を勝手に作り出してしまうんです。

brain-and-body-relation

これがリアルな夢の正体。

つまり「寝ながら "本当に行動したときと同じ感覚" を得られる」ということです。もちろん脳は起きているので「いつもの夢を見る感覚」ではなく「自分の意志で自由に行動が可能」です。

そうすると、夢の中では「本当に自分がいつもの現実世界で動いているのとなんら変わりない状況」になるわけです。脳は今までの記憶を頼りに、予想される感覚を「代用」するということ。

ただし五感のうち

  • 味覚
  • 嗅覚

の2つは再現の難易度が高いです。実は僕も味覚を体験できたのは数回だけで、嗅覚は一度も成功していません。

これは「脳と匂い」の関係がまだ明確になっていないこと、人間は嗅覚が発達していないことなどが原因ではないかと睨んでいます。

「プルースト現象」という、ある匂いを嗅いだときにその香りと密接に関わる記憶が強く想起される現象があります。とあるシャンプーの香りを嗅いで昔好きだった女の子のことを思い出す、とかのアレです。

このことからも「匂いが記憶と相当強い結びつきがあるだろう」ということは現時点でも分かってきていますが、いかんせん「匂いはデータ化や数値化ができないこと」がネックで研究が進んでいません。

個人的には匂いフェチなところもあるので、ぜひ離脱中にも嗅覚を楽しめるようになりたいんだけど、まだまだ先のようです…。

みるみ
みるみ

もちろん訓練で習得できた人もいるみたいですね。上級者はなかなか自慢しないので(独り占めしたいから)もっといるのではと予想…。

一応下記のような研究結果によっても「睡眠中に嗅覚を得ることの難しさ」は証明されています。

私たちほぼ全員の夢は視覚に支配されており、聴覚は40〜60%、動きと触覚は15〜30%、嗅覚を感じたのはわずか1%以下という結果になった。(訳:僕)

In Search of Dreams / Inge Strauch, Barbara Meier

しかし

  • 視覚
  • 触覚

の2つはめちゃ簡単(というかほぼ 100%)なのでみなさんも安心してください。聴覚は個人差ありますが。

体外離脱成功のキーは金縛りにある

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さて、リアルな夢、すなわち「身体は寝ているのに脳は起きている状態」が大切なことは分かりましたが、「そんなタイミングあんのかよ!」とお思いのみなさん。

あります。
金縛り中です

「えぇ、金縛りってあの動けなくて怖いやつ…?」と思ったみなさん、金縛りは全くもって怖いものではありません。まずこの不安を解消しましょう。

ホラーやオカルト系の話題で出がちな言葉ですが、金縛り自体はかなり研究が進んでいるものですし、まさに明確な根拠が豊富です。

下記は Wikipedia の説明です。
※普段はソースの引用に Wikipedia は使わないよう意識していますが分かりやすさ優先で今回はご勘弁を。

医学的には睡眠麻痺と呼ばれる、睡眠時の全身の脱力と意識の覚醒が同時に起こった状態。思春期に起こりやすく、仰向けの姿勢、不規則な生活、寝不足、過労、時差ぼけやストレスなどから起こるとされる。

金縛り / Wikipedia

ね?大丈夫そうでしょ?

「じゃあ金縛りに遭ったときに怖い女の人とかが現れるのはなんなんだよ!」と思いますよね。

それも簡単。あなたが「金縛りは怖いものだと思っている」からそういう映像になっているだけです。

思い出してください。
金縛り含め、今回起きる全ては「夢」の中。

あなたの意識や思っていることが全て反映される世界なので、今ここで「金縛りは怖くないものなんだ」と知れた時点であなたの金縛りに女の人は登場しなくなるはずです。

これについても引用しておきましょう。

脳がしっかり覚醒していないため、人が上に乗っているように感じる、自分の部屋に人が入っているのを見た、耳元で囁かれた、身体を触られているといったような幻覚を伴う場合がある。これは夢の一種であると考えられ、幽霊や心霊現象と関連づけられる原因になっている。

また、金縛りの一番の特徴である「実際の風景が見えているかのようなあの現象の秘密」についても説明しておきます。

あれは直前に見ていた映像が夢になっているだけか、もしくは完全に夢が作り出している映像です。

よく注意しててみると分かるんですが、「本当はその風景にあるはずのないもの」などが置かれていることに気付けるはずです。

例えば「つい数日前にカレンダーの場所を変えた」のなら、たぶん金縛り中のそのカレンダーは以前の場所に居るはずです。そう、まだカレンダーの場所の記憶が脳に定着していないから。

一応これも引用しておきます。

金縛りには、大きく分けて、閉眼型と、開眼型の二種類が存在する。

ほとんどは前者のもので、実際には閉眼しているにもかかわらず、金縛りがかかる直前の室内の風景や、普段の室内の記憶が鮮明な夢となって映し出される。しかし、本人が閉眼型だと認知していない場合がほとんどである。

というわけで、むしろこれからは「やった!金縛りに遭えた!!体外離脱のチャンス!!!」と思うべきでしょう。

この記事を一度最後まで読んでいただければ分かると思いますが、実際のところ「金縛りの発生確率を上げる作業」が最も肝になります。普通に「金縛り=ラッキー」の思考回路になるはずですよ。

具体的な方法などについては後述します。

体外離脱で出来ること

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みなさんお楽しみの部分。

「体外離脱をすると何ができるか」ですが、何でもできます。
人間の思いつく行動なら想像の限り可能で、ほぼ不可能はありません。

みるみ
みるみ

だって夢だもんね!

とは言っても実は事実上の制限がひとつだけあって、自分が実際に経験したことのない事象はほとんどの場合うまく再現できません。

察しの良い方なら理由はお気付きかもしれませんが、「体験したことのない状態は脳が "知らない" ゆえに夢の中ではうまく再現できない」からです。

その理由から、よく話に登場する「空を飛ぶ」という体験も実は難易度は高めです。僕も「ふわふわした飛距離の長い大ジャンプ」ができるというくらいに留まっていて、未だそれ以上の進歩はありません。体脱のためにそのうちスカイダイビングでもやろうかと思っているw

その他、

  • 大自然的な場所を見に行く
  • 壁抜けしたりパルクール(遅いけど)したりする
  • あんなことやこんなことをする

とかはわりと簡単。

たぶん興味ある方が多いと思うので書きますが、体外離脱中でも実際の感覚を持ったまま性的な行為をすることが可能です。

あまり本記事でこのネタを書くのは話題のセンシティブさ的にも嫌なので一旦ここで切りますけれども、興味がある方には僕が note にまとめた 夢の中で最高の性的快感を得るために必要な 10 の Tips という記事をご紹介しておきます。

上記のほか、体外離脱ができるようになるための具体的なエッセンスもたくさん含めました。リアルな夢を見たり体外離脱するための入門用の記事としても役に立つと思います!

僕が持てる力の限りを尽くして書いた記事であり、ネット上でこの分野についてここまで実体験レベルの情報を提供している例は他にないはず。読みたい方は気合い入れてどうぞ!(僕も気合い入りすぎたので今お読みのこの記事よりボリューム多いです)

まずは具体的な方法など含めて、本記事を一度最後まで読んでいただくのがおすすめ。

 

とにかく自分の経験が物を言う世界なので、今までに面白い体験をたくさんしてきている人ほど離脱後の世界では楽しめる度合いが大きくなるはずです。

あとは「固定観念を払拭できる力」とかがあると楽しみ方の幅が無限大に広がっていきます。

離脱後の世界についてはこの記事の最後でも軽くお話していますが、本編としては扱いません。多くは「そこに到達するまで」が大変ゆえに情報の需要もそちらの方があると思うので。

参考:「体外離脱と夢の関係」を知るとより理解が深まる

参考情報。すぐには必要にならないと思いますが、今後は理解を深めた方がいいと思われる内容です。

今までの話から

眠りに入る→夢を見る→金縛りに遭う→体外離脱

という流れがありそうということが見えてきましたが、そうなってくると「夢と金縛りの関係」が気になってきませんか?

ここは今後体外離脱などと上手く付き合っていきたいならかなりのキーポイントとなります。

なぜなら「金縛りに遭うための条件が整った夢」を普段から見られるようにしておけるからです。

金縛りというものは睡眠中、正確には入眠時や出眠時により起きやすいものですが、それらは睡眠中であるにもかかわらず脳の覚醒度が高まってきた状態であるということを意味し、誰もがたまに経験する「夢の中でも "夢である" と認識できたり、妙に自由に動き回れるあの状態」が既に金縛りにとても近い状態であることも示唆しています。

sleep-and-consciousness-relation

これは僕が思う「覚醒度を軸にした夢の段階」についての図です。
とりあえず「眠りの境界線」や「出眠時/入眠時」の部分になんとかして近づくことが最も大切であると覚えておいてください。

これ超大事。テストに出ます。

要約すると、

  • 夢には「覚醒度」という概念があり、
  • 覚醒度が高まってくる(脳が起きてくる)と金縛りや体外離脱に近い状態となる

というわけです。

そしてその結果到達した夢が「夢の中でも "夢である" と認識できたり、妙に自由に動き回れるあの状態」だとしたら、それは明晰夢めいせきむと呼ばれるものになります。

今書いた通り、「これは夢だ!」と自覚できたときのあの夢のことを言います。

これは脳がより活発に活動していそうな状態だということはなんとなく想像ができますよね。つまり金縛りや体外離脱の準備段階とも密接に関わりがありそうです。

睡眠中の脳の覚醒度と夢の関係で、こんな論文があります。

夢が睡眠中のいつ起こっているかという疑問に対し、REM睡眠中に起こるという解答が既に得られていると一般的には考えられている。しかし、NREM睡眠時の夢の存在を主張する研究者も多く、夢発生のメカニズムに関しては未だ議論が続いている。・・・

夢とREM,NREM -睡眠はいつ起こっているのか- / バイオメカニズム学会誌

レム睡眠系の話は今は割愛しますが、とにかく「脳の覚醒度が高いときに夢(もしくはリアルな夢)を見る」と覚えておいてください。

明晰夢については下記の記事を参考にしてみてください。

「明晰夢を見られる頻度が上がる」、もしくは「見ようと訓練をする」と、自意識への認知がとても鍛えられ、結果として覚醒度のコントロールもしやすくなっていくというメリットがあります。

金縛りになかなか遭えない人に僕がまず「明晰夢を見られるようにするといいよ」といつもおすすめしているのはこれが理由です。

明晰夢を見る方法/訓練方法についても別の記事にまとめています。ぜひ。

 

すみません、最後にもうひとつだけ。

「明晰夢と体外離脱の関係」についても言及しておきます。

「超リアルな夢」という考え方的には同じものと捉えることも可能な反面、実際の感覚はだいぶ違います。

明晰夢は、

  • ストーリーの大枠は決められている
  • 現実的にあり得ないことを起こしやすい(超能力、二次元創作物との共演、ファンタジックな世界観など)
  • よくあるのが、「夢で見ていた "自分" が違うキャラを演じていた場合そのキャラのまま明晰夢に移行できる」というもの。体外離脱では基本的に自分以外のキャラにはなれない
  • そのかわり五感の感覚は薄め
  • 自己決定型とはいえ、どこかストーリーを「俯瞰している」ようなイメージがある(あくまでも夢を「見ている」延長の感じ)

体外離脱は、

  • ストーリーは基本ゼロからで、多くは自室のベッドからスタート
  • 前述したような「壁抜け」や「ふわふわ飛行」は可能だけど、明晰夢のような本当に現実離れしたものはできない(僕は)
  • そのかわり五感の感覚は超リアル
  • 視点は一人称

といった感じ。

なので僕の考えは以下のようなもので落ち着いています。

明晰夢と体外離脱は同じグループのものではあるが、その覚醒度(夢の中での自意識の強さ)によって段階的に分かれているもの

という感じです。

もっと分かりやすく言うと

普通の夢→明晰夢→体外離脱

と並んでいるイメージであり、さらには

覚醒度の上がった通常の夢(すなわち明晰夢) = 覚醒度の下がってきた体外離脱

とも言えるでしょう。

これらの状態よりさらに覚醒度が上がってしまうとその先は目覚めです。身体は実際の感覚を感じ始めて脳は完全に覚醒していってしまう、というわけでした。

 

これでもかなり簡潔にまとめた方なんですが、随分長くなってしまいました。
次からはいよいよ実践編ですよ!

実践編! ~体外離脱の方法とコツ~

ではみなさんお待ちかねの体外離脱の具体的な方法について紹介していきます。
まあ意味不明な点だらけだと思いますが、とりあえず一度全部を読んでみてください。笑

大きく4ステップで解説します。

  1. 全ての下準備
  2. 金縛りになる
  3. 離脱する
  4. 離脱後の世界の歩き方

1つずついきましょう。

1.全ての下準備

ここで言っている「準備」とはかなり多くのものを指します。

どういう方針で体外離脱を目指すか?によって辿るルートはかなり変わってくる上、当然ながらそのための準備も変わってきます。

そして今回紹介するのは最もオーソドックスなパターンである「純粋に金縛りの発生確率を上げる努力をし金縛りに遭い、そこから頑張って離脱する」というもの。

「じゃあその場合だと何の準備が要るの?」ということになりますが、今回は何もしなくていいとお考えください。

強いて言うなら「この記事を隅々まで読み込んで体外離脱への興味を上げること」とかになると思います。

これはマジな話で、「自分がそれに対してすごく興味を持っている」、「興味を持っていると自覚している」ということ自体が無意識下での自意識向上にとても寄与します。覚醒度を高められやすいんです。

ワクワクしてきました?笑

ちなみに「もっと本気でやる場合にはどんな準備が要るか」というと、

  • 瞑想をして意識のコントロールができるようになっておこう
  • 普段から夢日記を付けておこう
  • リアリティチェックを欠かさずやりましょうね

とか色々あります。でも今はそういう面倒くさいものは放っておきましょう!

というわけでここはすっ飛ばして次へ。

2.金縛りになる

ここから頑張る作業。
体外離脱をするためには「いかに金縛りの発生率を上げるか」が重要になってきます。

実は金縛りさえ成功してしまえば離脱自体は全然難しくないんですよね。でもそのチャレンジ権すら得られないとなると話は別です。

それゆえ、上でもちょろっと言いましたがその土俵に上がるために金縛りになるこの段階が最も大切になるということになってくるわけです。

追記 (2022/9/24) :長い間この記事を公開していますが、みなさんから頂く一番多いコメントや質問はやはり「金縛りに遭えません、どうすればいいですか?」でした。

よくよく考えるとこの記事ではコレッ!というわかりやすい方法を書いていなかったので、みなさんのコメントへお返ししていた内容をここで改めて書いておきます。

「身体を肉体的に疲れさせて昼~夕方くらいにガーッと寝てみる」

です。

古今東西、体外離脱などを全く知らない人たちの金縛り体験談で最も多い状況が凝縮されているのがこのシーンです。「運動会のあと帰ってきて疲れて寝てたら…」とかイメージありませんか?実際のところこれは完璧に条件が整っています。

もちろんこのページ内で何度も書いている通り「個人差はある」ので、この方法がベストじゃない方もいますしそもそも体質的に難しい方もいます。でも万人に最も効果的だと思われるのはこのあたりでしょう。

ご体験あれ。

以下金縛りに遭うための方法を3つのアプローチに分けて紹介していきます。

  1. 眠りにくい環境をつくる
  2. 意識のコントロール
  3. 金縛りに「気付く」という上級テクニック

1.眠りにくい環境をつくる

眠りにくい環境を自ら用意することで脳の覚醒度を無理矢理上げていくという手法です。最も一般的。

金縛りに遭うときの怪談を思い出してください。

  • 暑くて寝苦しい夜の~
  • 身動きが取れないほど重い女の人が上に乗って~

ほらほら、寝付きにくい要素がいっぱいです。ヒントがたくさん隠されていますね。

以下、浅い眠りづくりの例を列挙してみます。

昼寝をする

昼寝をした分夜の眠りが浅くなるでしょうという考え方。

そもそも昼寝自体で金縛りに遭うケースがすごく多いので、暇な休日はとにかく泥のように眠るのもアリ。

疲れた夕方に寝落ちする

世間一般でもっとも金縛りに遭遇している率が高いと思われるのがこれ。小学生や中学生の時、運動会が終わったあと家で疲れて寝落ちしたら金縛りに遭った、なんて経験はありませんか?

特に身体を動かしたことによる疲労が大事な気がしています。私見ですが、筋肉が疲れた分たくさん弛緩する=身体だけ眠っている状態になりやすいからなんじゃないかと思ってます。

ただひたすら寝る

これは昼寝とは別で、「夜早く寝て朝遅く起きる」というイメージです。

こうやってとにかく寝続けたりしていると、起きているんだか寝ているんだかよく分からないくらい浅い眠りの境界線をさまよえます。この境界線こそ、「覚醒度が高いギリギリ眠りの範囲」ですね。

窮屈な服を着て寝る、うつ伏せで寝る、部屋の気温と湿度を上げるなど

力技で寝にくい環境を用意する方法です。
僕の場合は気付くと上にねこが乗っていることがよくあります。

ただお酒を飲んで眠りを浅くする

最近の個人的おすすめ。

しばらく体外離脱をしていなかったある日、飲み会から帰ってきて普通に夜寝ていたらバッチリ金縛りました。

そこでようやく気付いたんです、「アルコールによって睡眠が浅い状態って金縛りの条件とすごく相性良いじゃん!」と。これも記事を書きました。

なるべく酔いが醒めないうちに入眠できた方がベターなので、飲み会の開催場所が家から遠いと効果がないかも。気持ち悪いと思いますがお風呂/シャワーもカットすればより寝にくい環境へ近づけます。

一度目覚ましで強制的に起きる

ここではちょっと新しい話をします。「出眠時を狙った方法」と言われているものです。

レム睡眠のタイミングを狙っていきなり目覚ましで脳を起こすことで、「身体はしっかり寝ているのに脳だけが強制的に起こされてしまう状態」を作り出すわけです。そうすると脳はうつらうつらしてまた眠りにつこうとする…その瞬間がチャンス!

金縛りに遭う可能性はかなり高めです。

目覚ましの設定は 3 時間後 ~ 4 時間後くらいに設定するといいでしょう(実際には眠りにつくまでのマージンを考慮して4  時間くらいがおすすめ)。

明晰夢を見るための WBTB テクニックDEILD テクニック と呼ばれている手法もこれに近いです。

2.意識のコントロール

さて、この2つめのアプローチは上記とは反対の「入眠時」を狙う手法がメイン。

「寝にくい環境」や「浅い睡眠」を用意するのではなく、「目が覚めていてリラックスした状態から覚醒度を落としていく」方法になります。

sleep-and-consciousness-relation

これはさっきも登場した図ですが、「眠りの境界線」に向かうことが目的だとすると「左から右に進むパターン」と「右から左に進むパターンがある」と言えば分かりやすいでしょうか。

毎晩ベッドに入ってから色々考え事をしたりすると思いますが、ふと気付くとその考え事が中断されていたり、何を考えていたか忘れたり、「今時間の経過を感じなかったな」とか思ったりしませんか?
そこが今回目指したいポイントです。

眠りの海に素早く深く潜り一瞬意識を消失した後、また素早く覚醒寸前まで浮上し意識を回復する、みたいなイメージです。

この感覚に気付けるようになるためにはかなり訓練を要するので、僕なりの分かりやすい解説記事も用意してみました。

この記事で紹介しているような「眠りが近いことを示すサイン」に気付けるようになると、それはつまり起床状態から覚醒度が下がってきている=覚醒度が高い夢の状態に近づいている、ということになるわけですね。

イメージはヨガや座禅でいうところの「瞑想」に近いことをやる感じ。

雑念を消せる能力を既に持っている人はここが非常にマッチするはずです。僕もそうでした。

では以下、具体的な「入眠時からの意識のコントロールによる金縛り発生手法」です。

数かぞえ法

目を閉じて、呼吸に合わせて「い~ち~(1)、に~い~(2)、さ~ん~(3)…」と頭の中で数を数えていきます。数字1つに付き母音1つごとで吸う・吐くを行うイメージ。

いつのまにか数を数えることや、呼吸をしていることを忘れ、意識が沈下していることに気付くでしょう。

できるだけ、数をかぞえていることや呼吸をしている感覚を忘れるように自分の意識を持って行くのがポイントです。

イメージしりとり

目を閉じてそのまま眠るぐらいの気持ちでリラックスしていると、その日の出来事のワンシーンが急に思い浮かんだり、何の関係もない人物や風景などのイメージがチラチラと頭の中に現れては消えるようになります。

イメージは覚醒度が下がれば下がるほど現れる頻度が増してかつ鮮明になり、それはやがて夢となっていきます。寝ちゃだめですよ。笑

それらのイメージを連想させて次から次へとぼけーっと出すイメージを変えていくのがイメージしりとり。

「学校」→「えんぴつ」→「ノート」とか、そういう感じ。

これらのイメージが実際に現れ始めると、それはあと少しで眠りへ落ちてしまうという合図でもあります。ここで何もしなければそのまま眠ってしまうわけですが、自分の意志である程度イメージをコントロールすることで、眠りに落ちることなく金縛りを誘発しやすい状態をつくるわけです。

分割弛緩法

これひとつで独立した方法というよりは、他とセットで使える1テクニックとして紹介。

覚醒度を下げていくときは当然身体の力も抜いていくことが必要になりますが、それのコツみたいなものです。

その名の通り、

  • 「まず手だけに集中して手の重みを感じて力を抜いていく…」
  • 「次は足で同じことをやって、その次は範囲を腕全体に広げていって…」

みたいに、身体の部位別に分割して脱力していくやり方です。

僕は楽器をやっていた関係で「脱力」というスキルについて人より優れている自覚がありました。なのでこの考え方もすんなり取り込めたんですよね。ジャンルは違えど似たような経験がある方にはおすすめしたいです。

「力を抜く」というより、「重さを与える」ようなイメージを持つといいでしょう。

無になる

実はこれが一番ラク。

目をつぶって何も考えないようにしていると、目の前に「なにか」が現れます。言葉では説明できない。「なにか」です。

これをただひたすら眺め続ける。いや、「眺める」と思ってもいけません。「無」です。

きっとこの「なにか」に誘発されて色んな映像が流れてきたりすることもあるでしょう。それこそイメージしりとりの最初のときのように。しかしそれに対しても一切意識を向けてはいけません。「何も考えちゃだめだ」と思ってもいけません。笑

「そんな無茶な!」ってところでしょうが、ひとつコツをお教えします。

息を大きく吐くようなイメージでその雑念も一緒に吐き出すようなイメージを持って呼吸をしてみください。「ハーッ」と。

あまり言いたくないですが、男性諸氏は「体操着のズボンを履いていてなんとか自分のテントを抑えなきゃいけないとき必死に無心になろうとするあの感じ」を思い出してみてください。きっとうまくいくはず。笑

僕は意図的にやるならこれが得意です。なにより、寝やすい状況のまま行えるので日常にも支障をきたしにくいのがメリットです。

3.金縛りに「気付く」という考え方

最後3つめのアプローチです。

色々な方法を書いてはきましたが、そうは言っても「これを試しても金縛りが起きるかどうかは結局運でしょ?」とお思いであろうみなさんに衝撃の事実をお伝えします。

なんと、一晩で何度も金縛りは起きているのです(あくまで便宜上のそういう考え方で、もちろん確証はないです。でも僕はかなり信じている派)

さっきちらっとレム睡眠の話をしましたが、そのレム睡眠のタイミング自体がもうすでに金縛りであるという考え方で、例えば6時間睡眠なら一晩に4回は体脱できるチャンスが実は隠れているということ。

寝返りをするたびに体脱!

難易度は高いですが、慣れるとこの方法の成功率はほぼ 100% に近づきます。ある程度ここまでの手法で金縛りや離脱自体を経験したら、この方法に乗り換えていくのがおすすめ。

実は寝返りをするときはかなり意識があって、金縛りが起きていないのにも関わらず「離脱するための準備は万全に整っている状態」なので、「あ~寝返り打つか~」「そうだ!体脱しなきゃ!」みたいな感じで、ぽろっと行けるようになります。

問題は寝返りを打つのは普通ほぼ無意識なので気付けるようになるまでかなり大変ということ。

僕も寝返りの認識率はまだまだ向上の余地があると感じています。

面白いのは、この手法を知ってから起床後に寝返りを打った記憶が残りやすくなったこと。「昨晩は◯回寝返りを打ったな」とか結構思い出せるようになってきます。

潜在意識にもうまく入っていけているようです。

呼吸オートモード

僕はまだこれできません。

上記のような「離脱するための準備は万全に整っている状態」だと、どうやら呼吸も自分の制御を離れて勝手にしているらしいんです。その状態に気付けば、そのまま離脱 OK ということのようです。

できるようになったら詳しくご紹介いたします。

どうしても金縛りになれないあなたへ

3つのアプローチは全て紹介し終わりましたが。

この記事へのコメント含め、Twitter などにも「金縛りに遭うことができません」というお問い合わせを多くいただくようになったので、相当迷ったんですが、有料 note で 僕が最高だと思っている金縛りに遭う方法 という記事を書きました。

有料にした理由はお金儲け目的ではなく、「紹介している方法が表立って言いにくいものだから」です。

無料部分までとりあえず読んでいただければなんとなく雰囲気は分かると思うんですが、この内容を全世界公開のこのブログ上に書くのはどうしても憚られたので記事を分けてます。興味がある方は趣旨を十分にご理解された上で購入なさってください。

まずはこのブログ含め色々読んでしばらく実践してみてください。
それでも上手くいかなくて、「でも諦めたくない…!」という方はご検討いただければ幸いです。そのときは必ず役に立つはずです。

 

というわけで、運良く金縛りになれたら次でいよいよ離脱のステップです。

3.離脱する

金縛りに遭ったことを自覚できたら、あとは脱(ぬ)けるだけ。

有名な具体的手法を4つ紹介します。というかこれら以外に僕は方法を知りませんが、これだけ知っていれば十分です。どれかしら自分に合うものが見つかるはずです。

金縛りにあったら慌てないこと!
覚醒度が上がってきたと感じたらそのまま眠るくらいのつもりでリラックスし直しましょう。何度でも再挑戦できます。

ローリング法

体外離脱の話をちょっとでも調べたことがある人ならおそらく知っているだろうっていうくらい有名です。しかし有名であることとその難易度/成功率は必ずしも比例しません。

実際僕は一度もこれで成功したことがないし、そもそも試したことすらないです。というのも、どう考えても成功するとは思えない感じがするんですよね。

「仰向けの状態からうつ伏せにゴロンと寝返るようにする瞬間に離脱する」という方法なんですが、つまり身体を動かす量と意志の強さがすごく大きいんですよね。そうすると、これを試そうとするとどうもすぐに目覚めてしまいそうで試そうという気になれない、というわけ。

しかし裏を返せば、金縛りがキツくて体脱しにくいときには効果的だと言えそうです。

「金縛りにはなれるんだけど、体脱が成功しない」というパターンの人は、ローリング法を試そうとしていませんか?その場合はこの次に書く方法がおすすめ。

ちなみに

  • イメージ式ローリング法
  • パワー式ローリング法

という2つがあります。前者は頭と肩からねじっていくようにする方法で、なるべく身体を動かさないようにすることに重きを置く方法。後者はそのまま、パワープレイです。笑

指先から徐々に動かす範囲を増やしていく手法

名前あるのかな、あったら誰か教えてください。

僕が初めて身体を動かせていると感じたのはこれでした。あの衝撃は今でも忘れません。

文字通り、手のひらを上にした仰向けの状態で金縛って、指先から少しずつ身体を起こしていくだけ。動かす量は少なく、かつ意識の鮮明度も上げなくて済むので初心者にはもってこいです。初回は指先から手全体くらいまで動いた後にすぐ目覚めてしまったけど十分と言えるでしょう。

金縛りに遭ったときって「離脱しなきゃ!!」って焦るので、それによって覚醒度が上がりすぎちゃうとか諸々デメリットがあります。

それに対しこの方法なら「とりあえず金縛られてから考えよ~」くらいのスタンスでいても全く問題がないので、未ダンツァー(注:体脱未経験者のこと)の方はぜひ。

金縛りが来たら、そーっと指先から動かしていってみてください。きっと動くはず。(実際には動いてないけどね)

ただ普通に起き上がる

僕が今常用している方法。

上でも書いたような「そもそも金縛りを経由しない体外離脱」が存在していたり、「明晰夢を楽しむような日もあればその中間をふわふわしているような回」も存在するので、毎度毎度この手法を行っているわけではない点にはご留意ください。

これは、金縛りになったらただそのまま起き上がるだけです。もう離脱してます。

ただしあえて注意点を挙げるなら、たぶん「真っ直ぐに」、かつ「肘とかをつかずに」起き上がると良いかもしれません。要はシンプルにしろということ。

なぜ「かもしれません」という曖昧な感じなのか、僕の持論ですが話しておきます。

僕は普段普通に起床するときも、真っ直ぐ腹筋をするような動作で起きます。寝相は相当良いので寝返りを経てもだいたい仰向けで目が覚めるし、目覚めもめちゃめちゃ良い人間なのでパッと起きてすぐ身体を起こします。

すなわち、普段の起床の動作と限りなく近い動作をしているから僕は成功しやすい手法なのかもしれないということ。

ということは人によっては「真っ直ぐ起きないで」「肘をつけて」起き上がるほうが成功率が高い可能性だってありえます。自分が普段どうやって起床しているかを思い返してみると良さそうですね。そもそも全然起きられないタイプの人は使えない手法かも…笑

浮遊法

最後、個人的にはピンと来ない方法ですが比較的有名なので紹介しておきます。「浮遊法」です。

「ロバート・モンロー」という体外離脱の世界的権威みたいな人(故人)が提唱した手法で、体外への旅という超有名な書籍で言及がされています。

これは、ただ自分が軽くなって空中に浮かび上がることを念じるだけのごく単純な方法

「体外への旅」―未知世界の探訪はこうして始まった! / ロバート・モンロー

仰向けで寝ている自分と向かい合わせになるように身体(肉体)を用意し、そこに意識を移していくような方法です。僕は試したことがないので感覚が分かりません、いつかやってみます…。

なぜかは分からないのだけど、何も考えずこれがマッチするというパターンの人が一定数いるようなんですよね。それなりに利用率は高いはず。

「向かい合わせになっている自分が寝ている自分を見下ろしている」という構図は、臨死体験の経験者がよく語る内容です。僕はあまり信じていないけど、なんとなく怖いのが不安な人はやんない方がいいかも。笑

ちなみに体外離脱系の本は

この「体外への旅」と

明晰夢の権威、スティーヴン・ラバージ氏が書いたこの「夢見の技法」がおすすめ。一読の価値ありです。

4.離脱後の世界の歩き方

new-world

Hello, New World!
ようこそ、新しい世界へ。

うまく離脱が成功すれば、そこはもう自分だけの夢の世界。あなたは既に感覚を持った主人公になっており、その世界で自由に行動できます。

今まで孤独な戦いだったと思いますが、これからは楽しい世界が毎晩(?)あなたを待っていますよ。

…とは言っても最初はほぼ自由に動けません。というか離脱を継続させることすら難しいはずです。

なので離脱後の世界について軽く説明をしておきます。

離脱後の世界

どの経験者に聞いても必ず言うことですが、初回はまわりの世界がよく見えないし、何がなんだかよく分からないです。

ちょうどいいイメージ画像があったので掲載しておきます。

bed-room-moyamoya

本当にこんな感じ(最初は色もないかも)。

これは「体外離脱中であることの自覚がまだ弱いから」だと僕は考えています。回数をこなすうちにどんどん鮮明になっていくでしょう。

 

金縛り成功後に離脱作業をしたらまずやることは「体外離脱に成功した!」と認識することです。

たぶん最初はこれが難しい。本当に「夢みたい」なんですよね。「あれ?これ離脱成功してんの?」みたいな。

ヒントは何かを触ったときにたしかな触覚があることです。

なのでまずは自分のベッドから降りて、手探りでまわりを歩いてみてください。近くにタンスがあることが分かっていれば、その辺で手を動かしながら歩いてみる。そうするとタンスに手が触れるはず。もちろんあなたの身体は本当はベッドで寝ているんだけどね。

そうしたら「自分の部屋から出ること」「自宅から出ること」を当面の目標にしてみてください。

毎日過ごす自分の家なら真っ暗でも分かるはず。運が良いと、寝室のドアを開けたらそのまま外に出られたり、どこでもドアみたく大自然に行けたりすることもあります。ここは自分の意識次第かなーと。

何度か離脱を繰り返すか、扉を開けて自室の外へ出る、玄関から外へ出るなどすると視界が鮮明になってきます。

ネットで見たものの中には、「眼鏡をかける」などして「視界が鮮明になるフィードバックを脳に与える」みたいのがあって感心しました。見事に応用できてますね。

最初はすぐに離脱から引き戻される

まわりの世界が見えにくいこととは別で、慣れていないと離脱がすぐに終わってしまうという悩ましい問題もあります。

離脱が終わるきっかけを挙げてみると以下のような感じ。

  • 「カーテンや窓を開ける」「外に出る」など「景色が大きく変わると予想されるシーン」を見ると目が覚めやすい
  • 同じところをじっと見つめすぎる、同じものをずっと触り続けるなど(五感を感じたいあまり長時間感覚を得ようとすると覚醒度が上がって本当に目覚めてしまう)
  • 自宅から離れすぎる(「距離」という概念を捨てられないと強い力でベッドに引き戻される現象が起きる)

特に「強いバネにびよ~んと引っ張られるようにベッドに引き戻される」という現象は初回のうちは頻繁に起きます。

こればっかりは理由と対策が僕も全く分かっていないので、質問されてもちょっと答えられないかも…。笑

 

あとは自分の意識や経験と相談しつつ、離脱時間を長めながらお好きな体験を楽しんでいってください!

Let's enjoy DREAMING!!

その他のコツや補足事項、よくある質問など

よくある質問などをまとめておきます。
随時追記していく予定の部分です。

離脱時に失敗するケースは大抵この2つ

離脱時に失敗するパターンは大きく2つに分かれます。

  1. 金縛れたことに興奮しすぎて覚醒度が上がってしまい目覚めてしまうケース(もしくは離脱後にすぐに帰ってきてしまう)
  2. 金縛りに遭ったあとに覚醒度を保てず再び眠りに落ちてしまうケース

もしこのどちらかで悩んでいる場合は、それぞれの覚醒度のコントロールを訓練するのがいいでしょう。

覚醒度が上がりすぎて目覚めてしまう人は

  • 瞑想などで意識を落ち着ける練習をする
  • 入眠時から金縛りに入るアプローチにする

覚醒度が下がりすぎて眠りに落ちてしまう人は

  • 疲れているときに挑戦しないようにする、休日の昼寝などを採用する
  • 出眠時から金縛りに入るアプローチにする

など。

コメントいただければできる限りでお力添えいたします!

どうしても金縛りができない

文中でも言いましたが、金縛りに遭えるかどうか運ゲーなところがあります。
体質も関係しているとは思うので、本当に苦手な方もいるのかもしれません。

そういう方の直接のお助けになれるかは分かりませんが、さっきも紹介しましたように「僕がこれまでの体脱生活で見つけた一番の金縛り発生方法」について、note を用意しています。

内容がセンシティブなので「私はこれでできなかったんですけど」みたいな問い合わせは全て応じかねますけども、本当に興味がある方にはとても面白い内容であると思っています。

ちなみにこれは独り言ですが、僕の想像を遥かに越えてみなさんこの記事を購入してくださっている…

体外離脱中とか夢の中で何ができるのか結局よく分からない

通常の夢の中はともかく、体外離脱後の世界がどんな感じなのかはだいぶ説明が足りていないと自覚しています。

ので、近いうち離脱後の世界のイメージを頑張って説明してみる記事を書こうと思っています。感覚的でふわふわした内容になっちゃうと思いますが、気になっている方は多いかなあと思うので頑張ります!

それと、「体外離脱中であんなことやこんなことをしたい」というあなたには途中でも紹介した の記事がおすすめ。(僕が書いた記事ですが note というサイトのものです)

明晰夢を見たりするために必要な「覚醒度」や「自意識への認知度」を鍛えるテクニックなど、体外離脱自体の成功にも役立つ知識をこれでもかというほど盛り込んでます。ぜひ腰を据えて読んでほしい…!

みるみ
みるみ

つまり入門書としての価値もあるってことです。性に関する部分をうまく絡めた汎用的なテクニックとかも多め。

おわりに:これを知っているのはあなただけです

長い記事でしたが、ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。

こんなことをこんなにアホみたいに大量に書いているブログは僕は他に知りませんが、体外離脱の有料セミナー とかいうものもあるらしいので(笑)、少しずつ認知度は上がっているのかもしれません。実際この記事の閲覧数もかなり上がってきています。

ちなみに上記のセミナー、胡散臭いものではなくてかなりちゃんとしてそうな印象です。お金に余裕があったら僕はぜひ受けに行きたいと思っているくらいです。

追記 (2021/2/10) :少し前このセミナーの代表者さんに「自分も経験者ですがちょっと話しませんか?」という趣旨のメッセージを送ったら「我々は体外離脱が夢の現象だとは考えておりません」という旨の返事が来て、あちゃーそっちか笑という展開になりました。うける。

 
  • なんにも知らないでたまたま僕のブログを読みに来てくださった方
  • ちょっとだけこの世界を知っていたけど詳しく調べたくて辿り着いてくれた方

などなど色んな方がいらっしゃると思いますが、ここまで読んでみてどうでしょう?今日から寝るのが一層楽しみになってきませんか?

そう、睡眠に対する興味と欲求が増えるっていう偉大なメリットも潜んでいるのです。これはおいしい話ですよね。三大欲求のひとつに紐づけて新しい娯楽を知れて、なおかつその世界ではなんでもできて…なんて。

とは言っても、やりすぎると疲れます。ほんとに。

浅い睡眠状態を長く利用するわけなので当然です。仕事をしている人は、平日の夜にも関わらず毎晩こんなことばっかりしていると、翌日に支障が出ますよ。誰とは言わないですが、そうなっている人を知っているので。誰とは言わないけど。はあ。

 

というわけでこの記事はここまで。

僕の記事が皆さんの「第二の人生」を創り出す一助となれたら幸いです。これから一緒に楽しい「夢のような夢の世界」へ遊びに行きましょう!

それでは!おやすみ!

 

追記 (2020/10/11) :(なんかこの記事がすごい方面に刺さり始めているらしく内心だいぶビビっております…笑)

追記 (2021/2/13) :本当に対談して外部メディアさんで取り上げられちゃいました!!!

https://twitter.com/milmemo_net/status/1359712387679481858
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みるみ
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みるみみるめも筆者

趣味で夢や睡眠の研究をしている人。体外離脱が得意。

詳しいプロフィールはこのページで色々書いてます。もやってます。

みるめも
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