先に言っておきますが、この記事を書くにあたって年金に関する一切について調べてません。
「年金 ◯◯」とかでググったことは生まれて一度もないと思うし、せいぜい
- 国民年金
- 厚生年金
- 確定拠出年金
- GPIF
とかはなんとなく知っているくらいです。
「なんで自分で調べないの?甘えんなカス」も甘んじて受け入れたいところですが、今回だけはお預けとさせていただきたい。だってわざわざモチベーションを用意して自分で調べないと全てを理解できないような状態になっていることこそが問題だと思うので。
僕は政治も経済も金融も完全にド素人ですが、年金だけは自分に密接に関わる(しかもネガティブにね!!)部分なのでせめて知っておきたいと思うんですよ。知らないものを批判するのって一番滑稽だと思うし。
で、
「わざわざ調べるのもシャクだし他の人の意見とか聞くついでに天才の聖人さんが超分かりやすく教えてくれたりしないかな」などとあり得ない期待を胸に抱きつつブログネタにしたという次第です。
ググってないのに記事にはすることからも分かる通り、深い意図はなくて単なるボヤキに近いかも。
今まで「なんでググるより前に知恵袋にくだらない質問とかしちゃうの?」とか思ってましたけどひょっとしてこういうこと?(違う)
年金に関する僕の知識レベル
ちょっと世間知らずとかが露呈しそうで怖い気もしますけど、偽りなしの僕の年金把握状態を先にまとめてみます。
基本的な仕組み
若いうちに国にお金を前払いしておくことで、一般的に仕事ができなくなり収入源が絶たれるとされる定年以降にお金を受け取れるようになるシステム、という理解。
この時点で、
- 何歳からもらえるのか(60歳?65歳?)
- 払ったお金ともらえるお金の大小関係は?
- 個人ごとの差はどこにどれくらいなぜ生まれるのか?
- そもそもいつ死ぬか分からんのに満額での月賦の定義はどう決まってるの?
など知らないことだらけだと改めて気付いた。
金額はとりあえず置いておくにしても「手元にお金を残しておけば老後だって困ることはないじゃん、いい迷惑だ、せめて選択性にしろ」まではすぐに思いつく文句です。
そしてここで出てくる(と思われる)のがGPIFとか投資とかみたいなお話。
僕は真偽は知らないことは再度前置きしてますけど、この時点で「もし払ったお金の合計よりもらえるお金の合計の方が多い」なら国民にメリットはあるので制度として成立しているのはまだ分かる。
それでも僕は選択性にしてほしいし、その上で利用したくない。これはまた全然別のお話ですけどね。
で、「おそらくもらえるお金の方が多くなるのかな」となんとなく思っています。
なぜなら「支払ってから受け取るまでの何十年という時間がある以上、手堅く資産運用すればプラスにするのは難しくないはず」と思うからです。違う?笑
実際は支払った年金は税金みたいに扱われていてそのまま国家予算になったりするのかもしれないし、日本銀行の貸付に使われたりするのかもしれない。超適当なこと言ってると思いますが要は全然知らねぇってことです。
ただしそうなると「じゃあなんで現代でこんなに問題視されているの?」という疑問は残ります。
一旦切ります。
国民年金と厚生年金
年金には大きく分けて2つの制度があり、それは会社員か否かで分かれているというもの。
- みんな払う国民年金
- 会社員は厚生年金も払う
この2つに顕著な違いがあることだけは僕もよく知っています。
生まれた家庭では厚生年金は収めていなかったんですが、いわゆる家庭の事情的なヤツで色々あり「年金(と健保)だけはちゃんと会社に入ることのメリットよ」と母親に口酸っぱく教えられてきた経緯があるからです。
これは副業を積極的に行っている自分が今改めて考えるとセンシティブな問題だなぁと思います、うん。
というわけで今の僕の理解は、
- 厚生年金を払ったなら(今受け取っている世代なら)20万弱?くらいの最低限の生活ができるレベルはもらえる
- 国民年金だけだとしょっぱい
みたいな感じ。母親は「雀の涙だ」とよく言ってました。
確定拠出年金みたいのは今回はすっ飛ばします(っていうかあれって国は関係ないよね?)。
歳が若い人ほど損する量は大きくなる
よくこの画像を見かけますよね。
テレビ?で使われた挿し絵なので信ぴょう性は分かりませんが、これが本当なら困ったもんです。
そりゃイラストやでこんな風刺画が作られちゃうわけです。
しかし僕も中身のあるクレームが言えるかというとそうではなく、なんで新しい世代ほど払い損になるのかちゃんと説明できないんですよね。
今回知りたいのはこの辺もメインになるだろうか。
制度と管理は杜撰
念を押しますけど、これは「僕の知識レベル」の紹介なのでそれすなわち「僕が思っている印象」です。実際に "杜撰" かどうかは知りません。定義もできないし。
だいぶ前ですが、こんなニュースがありました。
“消された年金” 機構は委託先の杜撰さ把握するも放置していた https://t.co/0N8qEbIsQL pic.twitter.com/Biz7IFNcBc
— マネーポストWEB (@moneypostweb) April 5, 2018
2000万人の年金に関する記録が消えたままになっていたり、10万人以上で20億円の支払いが足りていなかったなどの模様です。
ぜっっっっったいにあっちゃいけないことだよね、こういうのって。
僕の感覚からするとその辺のどんなニュースよりも衝撃的なんだけど、なんだかそこまで取り沙汰されなかった印象です。自分の知識レベルが低いから理解できていないだけで実はそんなに大した問題ではなかったのか、世間すらももう諦めているのか…。
わりと最近ではこんなニュースも聞きました。
年金機構の125万件情報流出 職員、ウイルスメール開封 http://t.co/8EfiPo6k4T
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) June 1, 2015
まあ呆れてモノも言えませんわ。これは僕も擁護できない。
年金制度の本質的な問題ではないので今回は特にフォーカスしないつもりですけど、もともとあった国民からのヘイトがどんどんエスカレートしていっちゃったでしょうね、これは。
現状は特に改革とかが進んでいるわけではない(?)
何しろ家にテレビもなければネットニュースも見ないのでここが一番自信のないところなんですが、これだけ煙たがられて問題されている(はずの)年金制度に対して改善しようとしている気配はないと僕は思ってました。
これは本当に間違ったことを言っているかもしれないので、「今は以前よりだいぶマシになったんだよ」とか「法制度変わってきてるんだよ」とかあったらぜひ知りたい。
思いのほか長くなってきたので、次でまとめましょう。
結論:教えて。
そもそも「支払った年金がちゃんと運用されて最低でもそれと同等の金額が返ってくる」のなら年金制度はここまで邪険に扱われていないはず。
ということは、そうじゃないんですか?
はい、僕は今こんな低レベルな状態です。低レベルだけど、今ある武器だけで
- 何が問題になっていそうなのか
- どうしてその問題が解決されていないのに今も年金制度が続いているのか
を考えてみたかったわけです。でもここにちゃんと書けるほどの思考には程遠かったので、それは素直に諦めます。
なので結論は、最初にも言った通り 誰か偉い人教えて です。
僕ね、死ぬまでに永遠に理解できないだろうなって思っていることがいくつかあるんですけど、そのうちの1つが「国の借金」と「紙幣の印刷」という概念なんですよ。
「国がお金を借りる」とか「物理的にお金を作り出すことの意味」とか、こういう概念が理解できた試しがない。
こういうのって、どんなに綺麗にまとめられた文章を読んでも肌で理解できない。ものすごく頭の良い人に直接教えてほしいって思っちゃうんですよね。
今回の年金の件もそれに近いかなーとか思ったという話です、はい。
思えばどっちもお金の話だし、金融や経済ってやっぱりトップに立つ人がやるものなんだよな、すごいな。でも、それなら管理くらいはちゃんとやってほしいな。
というわけでした。
色々書けてすっきりした!
おわりに
内容とか記事スタンス的に批判的意見も多く頂戴することにはなると思うんですけど、それでもこの記事をお読みになった方の考えを聞いてみたいなーとすごく思います。
「こんなくだらないこと書く前に自分で調べりゃいいじゃん」みたいな至極真っ当なツッコミでも全然いいので。
それ含めて今回自分はこういう行動をしてみました、というのが僕の「年金」というものに対する姿勢なわけなので、そういうツッコミはその姿勢に対する立派な批判だと思うんですよね。こそあど言葉多すぎて意味不明だな。まあいいか。
ちょっとブログ運営的な目線になっちゃいますが、「記事のためにあえて調査しないで原稿を書く」という体験はたぶん初めてだったので新鮮でした。
普段は適切な情報を適切にまとめることを目的とするために事前調査が必須になるわけですけど、そうではなく「自分の持っている知識と思考プロセスだけで組み立てていく」というのも一種のコンテンツとしてありかな、と思ったんです。
例えば他の人が同じスタンスで書いた年金に関する記事なら、僕はすごく興味あります。「一般の人って年金に対してどういうこと考えてんだろう」って。
…など、ちょっといつもと違うテイストの記事でした。
ありがとうございました~
この記事へのコメント
現在20代で会社員として働いていますが、私も選択性にしてほしいと思っています。
給料から結構な割合で"強制的"に年金として引かれ、現在であれば受け取るためにややこしすぎる申請書に記載するのも意味がわかりません。
ですよね…。普通は選択性にしてほしいと思いますよね、しかもこんなうまく行っていない制度なら!!
ご意見ありがとうございます!!
厚生年金は事業主負担分があるので得になります。この見えない金額を取り返す方法があれば加入しない方が得になりますが、事業主負担分は個人の所得にも課税対象にもなっていないので個人が天引きされる金額に対しては貰える年金の方が多くなるというカラクリは維持されます。
なるほどなるほど…!
掛け金の合計としては同じだけれども、厚生年金だと会社が払っている部分があるということなんですね。そして一応システムとしても成り立っていると。そこで差が出るってことなのかなあ(でも先に失う見かけの分量が少ないかどうかの差だけ?)。
そういえば同じシステムが確定拠出年金にもありますよね。加入者掛け金とは別に事業者掛け金が出すやつ。これも僕は「そんなん掛けなくていいから現金でくれ」といつも思ってます。笑